親の頻尿・尿もれが気になるとき|八味地黄丸・牛車腎気丸の選び方と前立腺肥大の注意点を薬剤師が解説

「親がトイレに何度も起きているようだ」「くしゃみをした拍子に尿もれしたと聞いた」——高齢の親の頻尿・尿もれが気になる方に向けて、市販の漢方薬の選び方と、前立腺肥大がある場合の注意点を薬剤師が解説します。

※本記事は商品プロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

この記事の結論
・頻尿・軽い尿もれには八味地黄丸や牛車腎気丸などの漢方薬が使われることがあり、夜間頻尿への一定の改善効果が報告されています
・前立腺肥大による排尿トラブルの場合は、漢方薬だけに頼らず泌尿器科での評価が重要です
・急な排尿困難や血尿、発熱を伴う場合は、市販薬で様子を見ず速やかに受診しましょう

頻尿・尿もれの市販薬(漢方薬)について

加齢に伴う頻尿・夜間頻尿・軽い尿もれには、体を温めて泌尿器や腎の働きを補うとされる八味地黄丸や、それに利尿・鎮痛作用を加えた牛車腎気丸などの漢方薬が使われることがあります。夜間頻尿に対して一定の改善効果が報告されており、高齢者では西洋薬に比べて副作用のリスクが低く使いやすい場合があるとされています。

ただし、これらはあくまで体質(証)に合わせて選ぶ薬であり、全ての人に同じように効くわけではありません。合わない場合は胃腸の不調が出ることもあるため、体調の変化に注意しながら使用しましょう。

市販されている八味地黄丸製剤の一例として、以下のような商品があります(本記事はプロモーションを含みます)。第2類医薬品のため、前立腺肥大などの持病がある方は使用前に薬剤師にご相談ください。

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親の頻尿・尿もれ、注意したいポイント

前立腺肥大がある方

男性の頻尿・尿もれの背景には前立腺肥大症が隠れていることが多くあります。排尿に時間がかかる、尿の勢いが弱い、残尿感があるといった症状がある場合は、漢方薬だけで様子を見ず、泌尿器科での評価をおすすめします。前立腺肥大がある場合、漢方薬に加えて瘀血(おけつ)を改善する薬を併用することもあります。

急な排尿困難・尿閉

急に尿が出にくくなった、まったく出ない(尿閉)という場合は緊急性が高く、早急な受診が必要です。市販薬で様子を見てはいけない状態です。

血尿・発熱を伴う場合

頻尿に血尿や発熱を伴う場合は、尿路感染症や膀胱炎、まれに膀胱がんなどの可能性もあるため、自己判断せず受診しましょう。

持病がある親への注意

糖尿病がある方

糖尿病があると、高血糖により頻尿・多尿が起こることがあります。血糖コントロールの状態も含めて、頻尿の原因を主治医に確認してもらうことが大切です。

他の抗コリン薬・利尿薬を服用している方

排尿に関わる薬(抗コリン薬、利尿薬など)を複数服用している場合、作用が重なったり打ち消し合ったりすることがあります。お薬手帳を確認し、薬剤師に相談しましょう。

むくみがある方

頻尿と同時に足のむくみがある場合、心不全や腎機能の問題が背景にあることもあります。両方の症状がある場合は、まとめて医師に伝えることが大切です。

薬剤師に伝えたい3つのこと

  • 頻尿・尿もれの頻度と、夜間の回数
  • 現在服用している薬(特に利尿薬、前立腺肥大治療薬)
  • 血尿、発熱、残尿感など他の症状の有無

受診を考えるライン

状態 対応の目安
夜間1〜2回程度の軽い頻尿 漢方薬でのケアを検討しつつ経過観察
排尿困難、尿の勢いの低下がある 前立腺肥大の可能性、泌尿器科を受診
急に尿が出にくい・出ない 尿閉の可能性、緊急で受診
血尿・発熱を伴う 感染症などの可能性、速やかに受診

よくある質問

Q. 漢方薬と病院の頻尿治療薬は一緒に使えますか?

A. 組み合わせによっては問題ない場合もありますが、自己判断での併用は避け、必ず医師・薬剤師に確認してください。

Q. 水分を控えれば頻尿は改善しますか?

A. 極端な水分制限は脱水や便秘のリスクを高めるため注意が必要です。夜間の水分摂取のタイミングを見直す程度にとどめ、大きく制限する場合は医師に相談しましょう。

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参考文献

この記事は薬剤師が執筆・監修しています。個別の症状や薬の飲み合わせについては、必ずかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。(最終確認日:2026年7月24日)

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