「親が最近、新聞や本の文字が見えにくいと言っている」——高齢の親の目のかすみが気になる方に向けて、ルテインなどのサプリメントの効果と、見逃したくない白内障・緑内障との見分け方を薬剤師が解説します。
※本記事は商品プロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
この記事の結論
・ルテインは目の黄斑部に存在する成分で、加齢黄斑変性の発症リスク低下との関連が報告されていますが、すでに濁ってしまった水晶体(白内障)を改善する効果は期待できません
・緑内障は自覚症状が乏しいまま進行することが多く、サプリメントで様子を見ている間に視野障害が進む可能性があるため、定期的な眼科受診が重要です
・目のかすみが急に強くなった、視野の一部が欠けるなどの症状は、自己判断でサプリメントに頼らず、速やかに眼科を受診しましょう
目のかすみとサプリメントについて

ルテインは、目の中でも特に黄斑部に多く存在する成分で、体内で作ることができないため食事やサプリメントから摂取する必要があります。抗酸化作用や、ブルーライトなどの光を吸収するフィルターとしての働きがあるとされ、海外の研究では加齢黄斑変性の発症率の低下との関連が報告されています。
ただし、サプリメントはあくまで栄養補給や健康維持を目的とした食品であり、すでに水晶体が濁ってしまった白内障の症状を改善する効果は期待できません。「サプリを飲んでいるから大丈夫」と自己判断せず、目の症状の変化には注意を払う必要があります。
市販されているルテインサプリメントの一例として、以下のような商品があります(本記事はプロモーションを含みます)。あくまで栄養補給の選択肢の一つであり、白内障・緑内障の治療や予防を目的としたものではない点にご注意ください。
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ディアナチュラ ルテイン(30粒)【Dear-Natura(ディアナチュラ)】 価格:1170円 |

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DHC ルテイン光対策 60日分(60粒)【DHCサプリメント クリア】 価格:2077円 |

親の目のかすみ、注意したいポイント

白内障との見分け
白内障は水晶体が濁ることで、かすみ・まぶしさ・視力低下が徐々に進行する病気です。加齢によるものが多く、進行すると手術が必要になることもあります。サプリメントでは改善しないため、かすみが続く場合は眼科での検査をおすすめします。
緑内障との見分け
緑内障は日本人の失明原因の第1位とされ、自覚症状がないまま進行することが多い病気です。40歳以上のおよそ20人に1人が緑内障ともいわれています。目のかすみを「年のせい」と自己判断せず、定期的に眼科で眼圧や視野の検査を受けることが早期発見につながります。
急激な変化は緊急性が高いことも
急に視野の一部が欠けた、物が二重に見える、強い目の痛みを伴うといった症状は、緑内障発作や網膜剥離など緊急性の高い病気の可能性があるため、市販薬・サプリメントでの対応を考える前に、すぐに眼科を受診してください。
持病がある親への注意
緑内障の治療中の方
緑内障の点眼薬を使用中の方が新たにサプリメントを追加する場合、飲み合わせに大きな問題は少ないとされますが、念のため眼科医・薬剤師に伝えておくと安心です。
糖尿病がある方
糖尿病があると、糖尿病網膜症など目の合併症のリスクが高まります。目のかすみがある場合、単なる老化ではなく糖尿病の影響である可能性も考え、定期的な眼科受診を欠かさないようにしましょう。
抗凝固薬を服用している方
サプリメントの種類によっては出血リスクに関連するものがあるため、抗凝固薬・抗血小板薬を服用している方は、ルテインに限らず新しいサプリメントを始める前に薬剤師に確認しましょう。
薬剤師・眼科医に伝えたい3つのこと
- 目のかすみが始まった時期と進行の速さ
- 糖尿病、緑内障などの持病や治療の有無
- 視野の欠け、二重に見えるなど他の症状の有無
受診を考えるライン
| 状態 | 対応の目安 |
|---|---|
| ゆっくり進行する軽いかすみのみ | サプリメントも選択肢にしつつ、定期的な眼科受診を継続 |
| まぶしさや視力低下が進んできた | 白内障の可能性、眼科での検査を検討 |
| 視野の一部が欠ける、急な変化がある | 緊急性の高い病気の可能性、速やかに眼科を受診 |
| 強い目の痛み、頭痛を伴う | 緑内障発作などの可能性、緊急で受診 |
よくある質問
Q. ルテインサプリはどのくらいの量を摂れば良いですか?
A. 研究では1日あたり10mg程度が目安とされることがありますが、製品によって配合量が異なるため、表示を確認し、心配であれば薬剤師や眼科医に相談してください。
Q. 白内障の手術は避けられませんか?
A. 進行の程度によりますが、視力低下が生活に支障をきたす場合は手術が選択肢になります。眼科医と相談しながらタイミングを決めることが大切です。
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参考文献
- 日本緑内障学会 多治見スタディ総括(日本眼科学会雑誌) https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/JJOS_PDF/112_1039.pdf
- メノコト by わかさ生活「眼科医が考える加齢黄斑変性。予防に役立つ成分は『ルテイン』」 https://menokoto365.jp/1724/
- 各眼科クリニック公開情報
この記事は薬剤師が執筆・監修しています。個別の症状や薬の飲み合わせについては、必ずかかりつけの医師・薬剤師にご相談ください。(最終確認日:2026年7月24日)



