この記事は、血液サラサラの薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を飲んでいる方が、市販の解熱鎮痛薬を安全に選ぶための情報をまとめています。薬剤師がドラッグストアでの相談経験をもとに解説します。
この記事でわかること
- 血液サラサラの薬を飲んでいる時に避けるべき市販薬の成分
- 安全に選べる市販薬の成分
- 受診が必要なサインの見分け方
3行まとめ
- 避けたい成分:ロキソプロフェン・イブプロフェン・アスピリン
- 選びやすい成分:アセトアミノフェン単成分
- 受診目安:38℃以上が3日続く・黒色便・強いふらつき
なぜ避けるのか
抗凝固薬・抗血小板薬にロキソプロフェン・イブプロフェン・アスピリンなどのNSAIDsを組み合わせると、出血リスクや胃腸障害が増える可能性があります。発熱・痛み止めとしては、アセトアミノフェン単成分が安全側の選択になりやすいです。
該当する薬の一覧
抗凝固薬
- ワルファリン
- アピキサバン(エリキュース)
- リバーロキサバン(イグザレルト)
- エドキサバン(リクシアナ)
- ダビガトラン(プラザキサ)
高血小板薬
- バイアスピリン(低用量アスピリン)
- クロピドグレル(プラビックス)
- プラスグレル(エフィエント)
市販薬の選び方
パッケージ裏の成分表示を確認して、アセトアミノフェンのみの製品を選んでください。複数成分が入った総合感冒薬にはNSAIDsが含まれることが多いため避けてください。
選びやすい市販薬の例
アセトアミノフェン単成分の市販薬として、タイレノールAやノーシンACなどがあります。購入前に必ず成分表示でアセトアミノフェン単成分であることを確認してください。
受信が必要なサイン
- 38℃以上の熱が3日以上続く
- 黒色便
- 血を吐く
- 強いめまい
- ふらつき
- 血痰
- 強い頭痛
- 意識がぼんやりする
- 転倒が増えた
よくある質問
アセトアミノフェンの用量は?
年齢・体重・製品によって異なります。必ず製品の表示用量を守って使用してください。過量服用は避けてください。
解熱しない時はどうすればいい?
1〜2日服用しても改善しない、または症状が悪化する場合は無理せず受診してください。
胃薬と一緒に飲めばNSAIDsも大丈夫?
胃薬で胃・十二指腸潰瘍のリスクは軽減できますが、出血リスクは防げません。血液サラサラの薬を飲んでいる場合はアセトアミノフェン単成分を優先してください。
総合感冒薬はダメ?
多くの総合感冒薬にはNSAIDsやアスピリンが含まれています。成分表示で必ずアセトアミノフェン単成分であることを確認してください。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の判断は必ず医師・薬剤師にご相談ください。本記事にはアフィリエイトリンク(PR)が含まれます。
参考資料
- PMDA添付文書
- 厚生労働省「高齢者の医薬品適正使用の指針」
- 関連学会資料
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